交通事故の示談交渉　弁護士特約

2013.05.18ブログ

先日、離婚と遺言・相続の相談が多いということを書きましたが、
そのほかに多い相談は、債務整理・過払請求と交通事故の相談です。

交通事故の相談には、物損事故と人身事故の相談の二つがあります。

物損に関して多いのは、１０～３０万円くらいの比較的少額の事件です。
弁護士に示談交渉・裁判などを頼むと、最低でも着手金として10万円などがかかってしまうので、
事故の被害者さんとしては、弁護士に頼むと逆に損をする可能性すらある類型の事案です。

もっとも、最近では、かなり多くの方の自動車保険に、弁護士特約というものがついています。
この弁護士特約は、かなり使えます。

この特約がついていれば、弁護士費用３００万円までを保険会社が負担してくれることが多いです。
そうすると、かなり多くの案件で、被害者さんの自己負担はゼロで、弁護士が示談交渉・裁判に関与できることになります。
有効に活用していただければと思います。

次に、人身事故の場合は、物損の場合以上に弁護士特約を活用していただければと思います。
人身事故の場合、被害者本人さんが示談交渉するよりも、弁護士が介入した方が示談金が増えることがかなり多いと思われます。

ここでは具体的な数字は出しませんが、
場合によっては、数倍から１０倍以上の額になることもあります。
数十万円での示談を提示されていたのに、
裁判をした結果、１０００万円以上の賠償請求が認められるということもあります。
後遺障害の等級認定などと絡んできます。

交通事故に遭われた方は、示談書にハンコを押す前に
一度弁護士に相談してみられることをオススメします。
ハンコを押してしまった後に、その示談書をひっくり返すことはかなり困難です。

ハンコを押す前に　ご相談いただけると幸いです。
私は、現在のところ、人身事故の相談は無料でやっていますし、
弁護士特約がついていれば、裁判費用なども自己負担なしでできる可能性が髙いです。
弁護士特約は、自分の保険についていなくても、同居の親族の保険についてるなどでも使える場合がありますので、要チェックです。

もしも、交通事故のことでお悩みの方がおられましたら、
ぜひ一度、当事務所にお電話いただいて
相談に来ていただければ、と思います。